1948-06-22 第2回国会 衆議院 国土計画委員会 第12号
第一に構造及び施設の簡素化、すなわち地質が比較的良好であるから、鉄筋コンクリートセグメントは断層部のような脆弱な所にのみ使用し、他は場所打コンクリートとし、かつ巻厚も思い切つて縮少する。また換氣、通風その他の諸施設等もなるべく簡單にし、必要に應じて増設できるような措置を講ずること等で、その第一として断面のごときも、地質等に應じてできるだけ節約する。
第一に構造及び施設の簡素化、すなわち地質が比較的良好であるから、鉄筋コンクリートセグメントは断層部のような脆弱な所にのみ使用し、他は場所打コンクリートとし、かつ巻厚も思い切つて縮少する。また換氣、通風その他の諸施設等もなるべく簡單にし、必要に應じて増設できるような措置を講ずること等で、その第一として断面のごときも、地質等に應じてできるだけ節約する。
地質が比較的良好であるから、鉄筋コンクリート・セグメントを使用せず、單なる場所打コンクリートとし、かつその厚さを四十ないし七十センチ程度に縮小する。これにより鋼材が半減します。セメント節約のため隧道部の天井を施工せず排氣ダクトを廃して、半横波式で換氣する。下関、門司の両縦坑はほぼ完成しているが、換気量が激減したから、その半分を換氣用に、残り半分を昇降機用に充当すれば十分であると思われます。